野球好きには4年に1度の至福の時間!

世の中“WBC一色!”というと大げさかもしれませんが、WBCが大きな盛り上がりを見せているのは確かだと思います。実際、視聴率も好調で、第1ラウンドの初戦となった5日の中国戦は平均28.2%(以下すべて関東地区)、続く7日の韓国戦では、平均37.8%、さらに早朝の放送だったにもかかわらず、16日に行われた第2ラウンドのキューバ戦の視聴率も24.6%と驚きの数字が並んでいます。

 

そんな盛り上がりの中で行われた18日の韓国との一戦。勝てば準決勝進出が決まる試合で日本は1-4と完敗。先発のダルビッシュ有が初回に3失点したのが響き、キューバとの敗者復活戦へとまわることになりました。キューバに勝てば準決勝進出が確定。第2ラウンドの1位決定戦で、今大会4度目の韓国戦となります。逆に負ければ“侍ジャパン”のWBCは終了するのです。 つまりはがけっぷち。4年に1度の野球の祭典。サッカーのワールドカップほどの世界的な認知度はありませんが、記者の個人的な興味でいえば、WBC>W杯>五輪となるだけに、もう少しこの楽しい時間が続いて欲しいものです。

 

そこで絶対に勝ってほしいキューバ戦なのです。正直、第2ラウンド初戦で完勝している相手とはいえ、結果は5分5分。まったくどうなるかわからない試合となります。それでもあえて予想するなら、期待も込めて日本の勝ち(当たり前ですが)! 先発の岩隈久志がナイスピッチングを見せてくれると予想します。 韓国との試合では負け投手になりましたが、抜群の制球力で丁寧に低めに集める岩隈のピッチングに対し、キューバといえども、そう簡単に攻略できるものではないと思います。あとは、本誌週刊ザテレビジョンでも掲載したように、打線がいかに少ないチャンスをものにし、得点していくか。不振のイチローの復活が待たれます。

日本サッカーの未来はJリーグで占う!

 世間はWBCで盛り上がっていますが、そんな中、開幕を迎えようとしているのがサッカー・Jリーグです。

 

 '93年にリーグがスタートして17年目のシーズン。J1、J2とも18チームがそろい、欧州をめざせばいろんな面でまだまだですが、リーグとして第一段階の〝成熟〟にたどりついた感があります。

 

 G大阪に、鹿島浦和名古屋F東京など、強豪クラブといえるチームも固まってきました。人口が多く、資金が集まりやすい大都市の名前が続く中、異色なのが2年連続リーグ覇者の鹿島アントラーズの存在です。

 

 ホームタウンの茨城県鹿嶋市の人口は約6万5000人。東京や大阪と比べるべくもないですが、それをものともしない熱いファンと一貫したプロのチーム運営で、強豪の地位を保ってきた鹿島。今季も個性的な選手がバランスよくそろい、優勝候補の筆頭です。

 

 日本代表でも人気のイケメンサイドバック、内田篤人。リーグ戦とACL、日本代表の試合と、でずっぱりだった昨季は、「日程がキツイ…」と弱音がもれたり、国際試合でのフィジカルの強い相手に対応できない場面が目立ったりもしました。

 

 ところがところが、ことし2月の富士ゼロックススーパーカップ。宿敵G大阪を3-0で鹿島が圧倒した試合での内田は、冴えまくっていました。テレビ画面でもわかる、攻撃のキモのタイミングで前線に出てくる運動量とセンス、鋭いクロス…。

 

 すさまじい勢いで成長を続ける20歳をささえているのは、トップチームだから得られる経験値。そして、小笠原満男らが引き継いできた〝王者〟鹿島のメンタリティー、基礎体力づくりを重んじるオリベイラ監督のゆるぎない指導によるものでしょう。

 

 代表を中心に日本サッカーに漂う「伸び悩み」の停滞感。それを打ち破る芽は、ベースになっているJリーグからみつけるのが王道。今の鹿島など、いくつかのチームには、明るい未来へのヒントが隠れていそうです。鹿島の初戦は、同じく優勝候補の浦和。いきなり全開の、アツい戦いでサッカーの季節がはじまります。(K)

 

サッカー・Jリーグ開幕戦

「鹿島アントラーズ×浦和レッズ」

~茨城・カシマサッカースタジアム

3/7土 昼3.55-夜6.00 NHK総合

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